■インターロッキング工法
インターロッキングブロックとは
インターロッキングブロック( Interlocking Block )とは舗装に用いるコンクリートブロックの一種です。インターロックとは「かみ合わせる」の意味を持ちます。歩道・広場やパブリックスペース・駐車場などいろいろな場所にて、使用されています。
このブロックを使った舗装は、雨水が地中に浸透するため、都市型水害や地盤沈下を緩和する効果を合わせもちます。地下水保全の透水性舗装材として「エコロジカルな舗装材料」とも言われています。さらに色調も多彩です。
ただし、積雪寒冷地などで、ロードヒーティングの敷設面で使用した場合は、ブロック内の空気が路盤からの熱を遮断するため、アスファルトやコンクリート仕上げの路面に比べて、融雪が進みにくい点もあり、不適切な場合もあります。
インターロッキングの施工手順
- ≪事前調査≫
路床、路盤、付帯設備、横断勾配などの確認をします。 - ≪路床工事≫
現状の床の不陸等不良箇所を、漉き取り、整地します。 - ≪端部拘束≫
インターロッキングブロック同士のかみ合わせ効果の確保と、交通荷重によるブロックの移動(ズレ防止)を防ぐために、インターロッキングブロック舗装の端部に、コンクリート製品か現場打ちのコンクリートを設置します。 - ≪排水処理≫
インターロッキングブロック舗装の表面排水や地下排水を円滑に行うために、排水処理を施します。 - ≪レベル出し≫
インターロッキングブロック舗装を所定の高さに仕上げるために、レベル出しを行います。 - ≪路盤工事≫
砕石等(厚み100mm~状況や施工箇所により変わる)で不陸を調整し機械等で固めます。 - ≪敷き砂工事≫
砕石で固めた路盤に、必要な厚さで、均等に砂を敷き、表面を締固めて、所定のレベルに均等に均して仕上げます。
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